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2021.02.20 Saturday

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楽毅 第一巻 宮城谷昌光
2021.02.20 Saturday 04:02
◎ あらすじ
中山国宰相の子である楽毅は、当時中山国とは敵対関係にあった斉の国で学び、大いに感銘を受ける。
また、その地で出会った孟嘗君に人としての大きさを感じ取る。
中山国に戻る際に、趙の武霊王が中山国を征服するという野望をあらわにしていること、そして中山国の太子が次代の中山国を担う存在であることを知った楽毅は、太子を守りつつ趙の野望をくじくため奮闘する。

◎ 感想
楽毅の策略や奮闘は、痛快だし、読み応えあり。
しかし、国が亡びるときは滅びるべくして滅びるのだなあ、ということを感じる。
面白いのだけど、読んでていい意味でイライラする。
それだけ、引き込まれているということ。

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆(5点満点)


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荒野 桜庭一樹
2021.02.03 Wednesday 01:48
◎ あらすじ
山之内荒野は、中学校入学の日に偶然出会った少年神無月悠也になんとなく惹かれていく。
そんなある日、祐也の母蓉子と小説家であり荒野の父である正慶が再婚することになり、荒野と悠也も同じ家に住むことになる。

◎ 感想
中学1年生の女の子が周囲の変化に対応しながら成長していく話だが、家庭環境が変わりすぎていて現実感がない。
主人公が素直すぎて、そんなわけあるか、と思う部分もあるし、そういうものかな、と思う部分もある。
ただ、登場人物のキャラクターがそれぞれしっかりしているので、わかりやすいし面白い。
特に、荒野の継母である蓉子さんが非常に魅力的な存在だった。

◎ オススメ度
☆☆☆☆(5点満点)



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孟嘗君4巻 宮城谷昌光
2021.01.14 Thursday 00:30
孟嘗君4巻 宮城谷昌光

◎ あらすじ
斉の国では、丞相である鄒忌と田文の父である田嬰との権力争いが激しさを増しつつあった。
その一方で田文は、奇妙な運命で結ばれた隻蘭と許されぬ恋とわかっていながら、惹かれあっていく。

◎ 感想
4巻まできても、いまひとつ田文が主役という感じが薄い不思議な小説。
結局、ここまで田文が胆力に富んだ魅力あふれる人物であるということはわかるが、白圭の方が存在感が大きい。
まあ、それでも面白い。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)

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カサンドラ 桑原水菜
2021.01.03 Sunday 16:49
カサンドラ 桑原水菜

◎ あらすじ
大臣児波源三のボディガードとして、「アグライア号」に乗船することになった入江秀作。
しかし、それは表向きで入江には、保安隊の隊員としての裏の顔を持っており、極秘任務を命じられての乗船だった。
その船上で、入江は亡き親友佐賀英夫の弟、道夫に出会う。
それは、この戦場でこれから起こる惨劇のプロローグでしかなかった。

◎ 感想
う〜ん、典型的な作者の自己満足小説のような気がする。
展開やストーリーがどんでん返しの連続なのだが、読んでて誰と誰がどういう関係なのかわかりにくい上に、ハラハラドキドキというよりは読んでて、意味わからなくて面倒くさい感じになる。
登場人物も、一癖も二癖もある人物がそろっているのだが、数が多すぎて後半誰だっけという感じ。
ノンフィクションならしょうがないが、フィクションなんだからもう少し整理して読みやすくしてくれ、という感じ。
最後の方の感動的なシーンも、一昔前のメロドラマ風で読んでいて白ける。
楽しくない。

◎ オススメ度
☆ (5点満点)



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帰蝶 諸田玲子
2020.12.14 Monday 03:21

帰蝶 諸田玲子

◎ あらすじ
美濃斉藤家より織田信長のもとに嫁いできた帰蝶。
何をしでかすかわからない夫や、子ができない葛藤に苛まれながらも他の女が産んだ信長の子を実子として育て、織田家を陰ながら支えていく。
その一方で、立入宗継という不思議な魅力を持つ商人に心を惹かれていく。

◎ 感想
いわゆる信長婦人である濃姫を書いた小説は珍しいと思い、読み始めたが最初はちょっと違うなあ、と感じていた。
やはり、女性ならではの視点ということで、妻として、母として、またひとりの女性として濃姫が描かれているからであると思われる。
まあ、そう思って読み慣れてくると、そんなに違和感もなくなってくる。
が、本能寺の変はまだしも、桶狭間とか姉川の戦いなど歴史的な戦をあまりにもスルーしすぎでは。
そういうことがあった程度の触れ方には、ちょっと違和感。
まあ、仕方がないかもしれないが、上下巻になってもいいので、もうちょっと膨らませてくれればもっと読み応えがあった感じがした。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)

 

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孟嘗君3巻 宮城谷昌光
2020.12.03 Thursday 01:36

孟嘗君3巻 宮城谷昌光

◎ あらすじ
白圭のことして育てられてきた田文は、遂に本当の父が斉の威王の弟である田嬰であることを知らされる。
そしてそのことは、父である田嬰にも伝えられ、田文は田嬰のもとに引き取られる。

その頃、後に孫子の兵法として名を馳せる天才軍略家孫びんが、斉の軍師として歴史の表舞台に登場しようとしていた。

◎ 感想
ここまで主人公である田文の影が薄かったが、半分終わった頃にしてやっとメインに。
ちょっと、成長の度合いといい、大物風な存在感といい、やや唐突感がありありだが、まあ主人公だから仕方がないか、という感じ。
孫子の活躍が、また痛快!

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆(5点満点)

 

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下町ロケット2 池井戸潤
2020.10.24 Saturday 08:46
下町ロケット2 池井戸潤

◎ あらすじ
帝国重工との取引を見事に成立させた佃製作所に、医療機器の大手日本クラインより、医療機器部品の製造依頼が舞い込む。
新たな収益の軸となる事業に育てたいと考えた佃製作所は、厳しい条件ではあったが将来の事業化を見込んで、部品の製造に取り組む。
しかし、この取引は大手の論理を振りかざした悪意に満ちた取引であった。

◎ 感想
前作同様、良い人と悪い人がはっきり分かれていて、ストーリーがわかりやすいから読みやすい。
読みやすいから、一気に読み進めることができる。
勧善懲悪の痛快さを味わえるので、やっぱり面白い。

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆(5点満点)



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孟嘗君 2巻 宮城谷昌光
2020.10.14 Wednesday 12:22
孟嘗君 2巻 宮城谷昌光

◎あらすじ
義弟となる公孫鞅に感化を受け、学問をすることに一念発起した風洪は、公孫鞅にすすめられたシコウという学者を探して旅に出る。
しかし、居所を確かめたと思い出向くと、すでにそこに姿はなく、なかなか会うことができずにいた。

◎ 感想
風洪を中心に各国の駆け引きなども絡み、展開が早く面白い。
身近な話から、国同士の駆け引き、勧善懲悪的要素も含まれているので、先が気になり一気に読みすすめてしまう。

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆(5点満点)
さすがの宮城谷小説。


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孟嘗君1巻 宮城谷昌光
2020.10.01 Thursday 00:19
孟嘗君1巻  宮城谷昌光

◎ あらすじ

風洪は、斉の太子に使える妹の風麗から、赤子の手配を頼まれる。
たまたま行った遊郭で、赤子を殺すという相談を聞いた風洪は、その赤子を自分が貰おうと考える。
斬り合いをへて手に入れた赤子を、風洪は風麗に渡す。
風麗はその赤子を自分の子として、太子に取り入ろうとするが露見し、協力者であった侍女の翡媛とともに、鞭打ちの刑にあった上に斉からの追放という処置を受ける。
風洪は、二人をつれて魏の国を目指すことにする。

◎ 感想

小説として単純に面白いと思う。
展開が早いので、飽きさせない。
肝心の孟嘗君は、まだ赤子の状態。
秦での孝公と公孫鞅のくだりなど、中国ならではの内容で興味深い。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)




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奇貨居くべし 天命篇 宮城谷昌光
2020.09.15 Tuesday 12:25
奇貨居くべし 天命篇 宮城谷昌光

◎ あらすじ
子楚を秦の皇太子として擁立することに成功した呂不韋は、危機一髪のところで子楚を趙の国から秦へ連れ出す。

虎口を脱出したどり着いた秦で、子楚と呂不韋は2代に渡る王の急死に直面し、図らずも子楚は王として、呂不韋はその補佐として国を率いていくこととなる。

◎ 感想

小説としては、最終巻は一気に駆け足で終わらせた感じで物足りない。

ここまでは、話的にも綺麗事で進めてきたが、この時代の中国なら、当然権力を握れば清濁併せ飲むというようなことが、そのへんが書きづらかったのだろうか。

もうちょっと、執政の地位についてからの呂不韋の治世というものを、書いて欲しかったな。

特に漫画の「キングダム」で悪役なだけに。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)

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