薬子の京(上) 三枝和子
2017.10.22 Sunday 16:55
薬子の京(上) 三枝和子


◎ あらすじ
薬子の父である藤原種継が、暗殺された。
桓武帝の信任厚い種継が殺害された事件は、次第に皇位継承権の絡む問題へと結び付けられ、桓武帝の弟である早良親王を首謀者として決着がはかられる。
見に覚えのない早良親王は無実を訴えるが受け入れられず、兄の桓武帝を恨みながら死んでいった。
その後、災害や桓武帝の周囲の人が不可解な死が続き、早良親王のたたりだと都は騒然となっていく。

◎ 感想
大きな戦がなかった時代なので、あまり小説などの記載が少ない平城京から平安京への時代の話。
長岡京などの記載もあり、なかなか興味深く読めた。
まあ、この時代はモラルもへったくれもないんだな、と思わされるが、結構面白かった。
名前に馴染みがない人ばかりなので、最初がちょっとわかりにくかったが、歴史好きにはおすすめ。

◎ オススメ度 ☆☆☆☆

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奇貨居くべし 火雲篇 宮城谷昌光
2017.04.26 Wednesday 00:41
奇貨居くべし 火雲篇

◎ あらすじ
秦にとらえられ奴隷のような扱いを受ける呂不韋。
そのような環境の中、同じ境遇の道家の孫子に教えを請う。
秦が楚の軍勢に襲われたことで、呂不韋は結果的に救出されたような形になる。
その行く先で、人相見の唐挙など、様々な人との出会いが呂不韋を成長へ導いていく。

◎ 感想
後に秦の宰相へのぼりつめる呂不韋。
様々な大物が、導かれるように呂不韋の前に姿を現す。
物語がわかりやすく、展開も早いため、どんどん読みすすめてしまう。
やっぱり、面白い。

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆ (5点満点)

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ドリーム・ハウス 小林信彦
2017.04.24 Monday 00:34
ドリーム・ハウス  小林信彦

◎あらすじ

自分の仕事場と彼女の望みを叶えるため、家を建てたいと考える主人公の周りで、その考えを後押しするような不思議な事故や事件が起こる。

◎感想

一言で言って、意味不明。
色々な出来事が起こるのだが、すべてが中途半端に投げ出されていうような感じ。
どうしてそうなったのか、とこちらの腑に落ちる前に、次の事象に向かって話が進む。
それが、繰り返されるので、消化不良感しか残らない。
そして、その状態のまま終わるといった感じ。
読み終わって、なんだったんだ、というのが感想。

◎ おすすめ度
☆ (5点満点)


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奇貨居くべし 春風篇 宮城谷昌光
2017.04.22 Saturday 19:10
奇貨居くべし 春風篇 宮城谷昌光

◎ あらすじ
韓の国の商人の次男である呂不韋は、店の店員である鮮乙とともに、金山の下見に旅に出る。
この旅に出たことで、呂不韋の運命は大きく変わる。
呂不韋と鮮乙は、旅の帰りに偶然、楚の国宝を手に入れることになる。
この楚の国宝をめぐり、呂不韋は大きな困難に巻き込まれていくことになる。

◎ 感想
後の秦の偉人となる呂不韋。
その少年時代の話。
単純に物語として、面白いですよね。
韓という小国の商人の次男である呂不韋がどのようにして、秦の宰相までのぼりつめるのか、続きが読みたくなる一冊です。

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆ (5点満点)


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兄よ、碧き海に眠れ 佐江衆一
2017.04.14 Friday 02:06
兄よ、碧き海に眠れ 佐江衆一 です。

◎あらすじ

第2次世界大戦時の日本。
戦争における動員が行われ、善一郎は自ら志願して兵隊となり、特攻用の潜水艇要員として訓練を受ける。
弟の昭二は、そんな兄を誇りに思いながら、自身も兵隊になる日を心待ちにしながら、疎開先での日々を過ごす。
昭二は、母の見舞いに行くために一時帰郷するが、ちょうどその時に米軍による東京大空襲が行われる。
米軍の周到な準備の中で行われた東京大空襲による火の海の中で、昭二は妹をつれ父や母を探し回る。
一方、兄の善一郎は東京大空襲の一報を聞きながら、家族の無事を祈ることしかできなかった。

◎感想

戦時下の話ですが、その悲惨さにやるせない気持ちになってきますね。
米軍の空襲を避けるために、家族離れ離れになり、それぞれが過酷な暮らしを要求される。
一般市民を皆殺しにするような綿密な計画のもとに行われた東京大空襲。
その焼け野原で、絶望に打ちのめされる人々。
死ぬことを前提に、敵に一矢報いるためだけに訓練する特攻隊員。

本で読んでいるだけで辛いのですから、実際に体験した方の苦労や思いというものは、想像を絶するものでしょうね。
決して、読んでいて楽しい本ではありませんが、こういう本を通して戦争は絶対起こしてはいけないものであると学ぶことは重要なことなんだろうと思わされました。

◎オススメ度
☆☆ (5点満点)


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謀略航路 鳴海章
2016.08.07 Sunday 19:12
謀略航路 鳴海章

◎ あらすじ
エジプトのカイロから、アゼルバイジャンのバクーへ向かうESH945便。
シリア内戦の調停につなげる活動する団体やマスコミをのせたこの便は、地中海上をトルコを経由して目的地へ向かう予定であったが、シリア領空を侵犯したということで、シリアに緊急着陸させられてしまう。
しかし、この緊急着陸も実は仕組まれていたものだった。

◎ 感想
正直、読んでいても内容がいまいち不明だった。
最後に、ドッグファイト的な要素など、飛行機についてのマニアックな記述が多く、これがメインで他のストーリーは付け足しのような印象。
色々なエピソードが、広く浅く散りばめられているのだが、読み終わってみるとなんだったんだという印象。
飛行機が好きなら楽しめるのかなあ?

◎ オススメ度
☆ (5点満点)

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還れぬ家 佐伯一麦
2016.02.28 Sunday 20:09
還れぬ家 佐伯一麦



◎ あらすじ

光二は、父伸郎が認知症である事実を目の前でつきつけられ、介護が必要となることを思い知らされる。

実家に対しては複雑な感情を抱えながらも、妻柚子の献身的な協力を得ながら、母をささえていく。

◎ 感 想

一言で言えば、すごく現実的な小説。

凝った設定や登場人物などは一切登場せず、現実感を伴った状態で話は進行していく。

認知症や介護という問題に実際に直面した時に、どのような行動をとればいいのかなど、考えさせられる小説。

でも、読んでいて面白いかと聞かれれば、面白くない。


◎ オススメ度
☆ (5点満点)
 
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史伝伊藤博文(下) 三好 徹
2016.02.28 Sunday 19:59
史伝伊藤博文(下) 三好 徹




◎ あらすじ
伊藤博文は、盟友井上馨とともに、山県有朋、大隈重信、板垣退助などと、時に協力しながら、時に対立しながら日本を導いていく。
そして、伊藤博文を中心とした日本政府は、朝鮮半島をめぐっての対立から、日清戦争・日露戦争へと突入することとなる。

◎ 感想
下巻は、前半に比べ、ロシアという敵役が出てくることで、話がわかりやすくなってきた印象。
ロシアの覇権主義の侵攻を食い止めるため、日本は挑戦に進出する。
朝鮮をロシアに抑えられたら、日本も危機に落ちいることは明白だった。
ただ、そのため朝鮮半島の人たちが大国にはさまれ、犠牲になった部分は否めない。
この本を読む限りでは、朝鮮人が伊藤博文の暗殺を考える理由もわからないではない。
おそらく、伊藤博文自身もそういうこともあるだろうという覚悟の上の行動だったのでは。
きっと、誰かがやらなければならないことを、まさに命をかけて取り組んだ政治家、それが伊藤博文か。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)
 
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史伝 伊藤博文(上) 三好 徹  
2016.02.21 Sunday 18:01
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史伝 伊藤博文(上) 三好 徹



◎ あらすじ
長州藩の可旧藩士であった伊藤は、吉田松陰の元、松下村塾に学び、高杉晋作の奇兵隊に参加するなど、幕末の志士として活動する。
明治維新の政府に木戸孝允を中心に長州閥として参加するが、次第に大久保利通に共感を覚えるようになる。
木戸・大久保の死後は、明治憲法の制定など、事実上の宰相として活躍し、後に初の内閣総理大臣に就任する。

◎ 感想
伊藤博文って、千円札の人だったり、初代の内閣総理大臣、韓国人に暗殺されたなど、断片的な情報は知っているが、具体的にどんな人物で、何をしたのかって、全然知らない。
学校でも、あまり教えてもらった記憶もない。
本でも、坂本龍馬や西郷隆盛などの小説などはあっても、明治政府成立後の話ってあまりない。
ということで、興味があって読み始めたが、とにかく細かい。
そのため、政治の話や人間関係の話などが多く、暗い感じ。
それだけ複雑な時代だったということなのであろうが、史伝ということもあり、面白みは全くない。
それだけに、読んでいてもなかなか前に進まず、読み終えるのに苦労した。
ただ、この時代における傑出した政治家であることは伝わってきた。
おそらく、後世でより評価されるべき人物なのであろう。

◎ オススメ度
☆☆ (5点満点)
 
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それぞれの断崖 小杉健治
2016.02.21 Sunday 17:54
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それぞれの断崖  小杉健治


 
◎ あらすじ

志方恭一郎は、家庭で長男の家庭内暴力という問題に悩まされていた。
そんな、志方に親身になってアドバイスをしてくれていたのは、取引先の丹野だった。
その丹野と友情のようなものを抱きながら、大きな取引を進めていた矢先に、志方の会社の都合で丹野の立場を完全に潰すような状況となる。
その問題のさなかに、長男が何者かに殺されるという事件が起きる。
状況が複雑化する中、息子殺しの容疑をかけられ、家庭が崩壊していくなど、志方の周りの状況は悪化の一途をたどる。

◎ 感想

最初は、少年法における加害者と被害者をめぐる世の中の理不尽、自分の力ではどうしようもない世論、あがけばあがくほど泥沼に入り込んでいく状況など、もし自分が同じような状況に置かれたら、どう対処すればよいのだろう、どういう行動をとることが正解なのだろう、と考えさせられた。

後半は、うってかわった展開になり、ちょっと現実的ではなかったし、賛否両論があると思うが、心理描写などがそれなりに納得できるものであったため、一気に読みすすめられた。
大津の事件などもあったが、凶悪な少年犯罪というものに対しての解決の出口とは、どこにあるのだろうか。
被害者家族のただ耐えるしかない、という理不尽について、あらためて考えさせられた。

◎ おすすめ度
☆☆☆☆☆ (5点満点)
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