団塊の秋  堺屋太一
2017.11.11 Saturday 16:10
団塊の秋 堺屋太一
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◎ あらすじ
卒業旅行でしりあったメンバーで構成される「加米の会」
仕事も境遇も違うメンバーは、人生における様々な選択や、周囲の環境の変化にさらされながら、それぞれの人生を歩んでいく。


◎ 感想
特定の主人公はなく、団塊の世代のそれぞれの人たちの人生を、その時起こるであろう堺屋氏による社会情勢の変化の予想など踏まえながら、それぞれの視点でとらえていく。
あえて主人公といえば「加米の会」そのものであり、この会を中心に時系列によるそれぞれの人生模様が展開されていく。
なかなか面白い試みではあるが、2030年まで小説では描かれており、しかもSFではなく現実感を伴った話なので、後世で一つ間違えば笑い話になりかねない小説。
ただし、身近な話が多い分、それなりに現実感は伴っていて、違和感なく読めた。
ただ、最後は家族関係などに行きつくところがあり、誰が一番幸せだったのか、どういう人生が一番幸せなのか、など考えさせられるところの多い話でもあった。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)

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フリーター家を買う。 有川 浩
2017.10.24 Tuesday 01:31
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フリーター家を買う。 有川 浩

 



◎ あらすじ
誠治は、大学を卒業して一度就職をしたものの、三ヶ月でやめてしまい、気ままなフリーター生活を送っていた。

同居している両親にも心配をかけているとわかっていながらも、特に父親との交流を拒絶し、それが母親への心の負担となっていることなど全く気付いていなかった。

しかし、急遽実家に帰って来た亜矢子から告げられた事実は、母が重度のうつ状態に有り、放置しておくと命に関わるという衝撃の事実であった。


◎ 感想
正直、タイトルから予想していたのは、ちょっとコメディチックな内容なのかな、と考えていた。

ところが、内容は家庭がうつ状態になったさいの家族の話だった。

どこでの家庭でも起こりうる話で、色々と考えさせられる内容だった。

また、誠司の人としての成長過程がよく描かれており、決して読んでいて楽しい小説ではなかったが、読んでよかったな、と思える本だった。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)

 

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薬子の京(上) 三枝和子
2017.10.22 Sunday 16:55
薬子の京(上) 三枝和子


◎ あらすじ
薬子の父である藤原種継が、暗殺された。
桓武帝の信任厚い種継が殺害された事件は、次第に皇位継承権の絡む問題へと結び付けられ、桓武帝の弟である早良親王を首謀者として決着がはかられる。
見に覚えのない早良親王は無実を訴えるが受け入れられず、兄の桓武帝を恨みながら死んでいった。
その後、災害や桓武帝の周囲の人が不可解な死が続き、早良親王のたたりだと都は騒然となっていく。

◎ 感想
大きな戦がなかった時代なので、あまり小説などの記載が少ない平城京から平安京への時代の話。
長岡京などの記載もあり、なかなか興味深く読めた。
まあ、この時代はモラルもへったくれもないんだな、と思わされるが、結構面白かった。
名前に馴染みがない人ばかりなので、最初がちょっとわかりにくかったが、歴史好きにはおすすめ。

◎ オススメ度 ☆☆☆☆

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奇貨居くべし 火雲篇 宮城谷昌光
2017.04.26 Wednesday 00:41
奇貨居くべし 火雲篇

◎ あらすじ
秦にとらえられ奴隷のような扱いを受ける呂不韋。
そのような環境の中、同じ境遇の道家の孫子に教えを請う。
秦が楚の軍勢に襲われたことで、呂不韋は結果的に救出されたような形になる。
その行く先で、人相見の唐挙など、様々な人との出会いが呂不韋を成長へ導いていく。

◎ 感想
後に秦の宰相へのぼりつめる呂不韋。
様々な大物が、導かれるように呂不韋の前に姿を現す。
物語がわかりやすく、展開も早いため、どんどん読みすすめてしまう。
やっぱり、面白い。

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆ (5点満点)

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ドリーム・ハウス 小林信彦
2017.04.24 Monday 00:34
ドリーム・ハウス  小林信彦

◎あらすじ

自分の仕事場と彼女の望みを叶えるため、家を建てたいと考える主人公の周りで、その考えを後押しするような不思議な事故や事件が起こる。

◎感想

一言で言って、意味不明。
色々な出来事が起こるのだが、すべてが中途半端に投げ出されていうような感じ。
どうしてそうなったのか、とこちらの腑に落ちる前に、次の事象に向かって話が進む。
それが、繰り返されるので、消化不良感しか残らない。
そして、その状態のまま終わるといった感じ。
読み終わって、なんだったんだ、というのが感想。

◎ おすすめ度
☆ (5点満点)


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奇貨居くべし 春風篇 宮城谷昌光
2017.04.22 Saturday 19:10
奇貨居くべし 春風篇 宮城谷昌光

◎ あらすじ
韓の国の商人の次男である呂不韋は、店の店員である鮮乙とともに、金山の下見に旅に出る。
この旅に出たことで、呂不韋の運命は大きく変わる。
呂不韋と鮮乙は、旅の帰りに偶然、楚の国宝を手に入れることになる。
この楚の国宝をめぐり、呂不韋は大きな困難に巻き込まれていくことになる。

◎ 感想
後の秦の偉人となる呂不韋。
その少年時代の話。
単純に物語として、面白いですよね。
韓という小国の商人の次男である呂不韋がどのようにして、秦の宰相までのぼりつめるのか、続きが読みたくなる一冊です。

◎ オススメ度
☆☆☆☆☆ (5点満点)


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兄よ、碧き海に眠れ 佐江衆一
2017.04.14 Friday 02:06
兄よ、碧き海に眠れ 佐江衆一 です。

◎あらすじ

第2次世界大戦時の日本。
戦争における動員が行われ、善一郎は自ら志願して兵隊となり、特攻用の潜水艇要員として訓練を受ける。
弟の昭二は、そんな兄を誇りに思いながら、自身も兵隊になる日を心待ちにしながら、疎開先での日々を過ごす。
昭二は、母の見舞いに行くために一時帰郷するが、ちょうどその時に米軍による東京大空襲が行われる。
米軍の周到な準備の中で行われた東京大空襲による火の海の中で、昭二は妹をつれ父や母を探し回る。
一方、兄の善一郎は東京大空襲の一報を聞きながら、家族の無事を祈ることしかできなかった。

◎感想

戦時下の話ですが、その悲惨さにやるせない気持ちになってきますね。
米軍の空襲を避けるために、家族離れ離れになり、それぞれが過酷な暮らしを要求される。
一般市民を皆殺しにするような綿密な計画のもとに行われた東京大空襲。
その焼け野原で、絶望に打ちのめされる人々。
死ぬことを前提に、敵に一矢報いるためだけに訓練する特攻隊員。

本で読んでいるだけで辛いのですから、実際に体験した方の苦労や思いというものは、想像を絶するものでしょうね。
決して、読んでいて楽しい本ではありませんが、こういう本を通して戦争は絶対起こしてはいけないものであると学ぶことは重要なことなんだろうと思わされました。

◎オススメ度
☆☆ (5点満点)


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謀略航路 鳴海章
2016.08.07 Sunday 19:12
謀略航路 鳴海章

◎ あらすじ
エジプトのカイロから、アゼルバイジャンのバクーへ向かうESH945便。
シリア内戦の調停につなげる活動する団体やマスコミをのせたこの便は、地中海上をトルコを経由して目的地へ向かう予定であったが、シリア領空を侵犯したということで、シリアに緊急着陸させられてしまう。
しかし、この緊急着陸も実は仕組まれていたものだった。

◎ 感想
正直、読んでいても内容がいまいち不明だった。
最後に、ドッグファイト的な要素など、飛行機についてのマニアックな記述が多く、これがメインで他のストーリーは付け足しのような印象。
色々なエピソードが、広く浅く散りばめられているのだが、読み終わってみるとなんだったんだという印象。
飛行機が好きなら楽しめるのかなあ?

◎ オススメ度
☆ (5点満点)

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還れぬ家 佐伯一麦
2016.02.28 Sunday 20:09
還れぬ家 佐伯一麦



◎ あらすじ

光二は、父伸郎が認知症である事実を目の前でつきつけられ、介護が必要となることを思い知らされる。

実家に対しては複雑な感情を抱えながらも、妻柚子の献身的な協力を得ながら、母をささえていく。

◎ 感 想

一言で言えば、すごく現実的な小説。

凝った設定や登場人物などは一切登場せず、現実感を伴った状態で話は進行していく。

認知症や介護という問題に実際に直面した時に、どのような行動をとればいいのかなど、考えさせられる小説。

でも、読んでいて面白いかと聞かれれば、面白くない。


◎ オススメ度
☆ (5点満点)
 
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史伝伊藤博文(下) 三好 徹
2016.02.28 Sunday 19:59
史伝伊藤博文(下) 三好 徹




◎ あらすじ
伊藤博文は、盟友井上馨とともに、山県有朋、大隈重信、板垣退助などと、時に協力しながら、時に対立しながら日本を導いていく。
そして、伊藤博文を中心とした日本政府は、朝鮮半島をめぐっての対立から、日清戦争・日露戦争へと突入することとなる。

◎ 感想
下巻は、前半に比べ、ロシアという敵役が出てくることで、話がわかりやすくなってきた印象。
ロシアの覇権主義の侵攻を食い止めるため、日本は挑戦に進出する。
朝鮮をロシアに抑えられたら、日本も危機に落ちいることは明白だった。
ただ、そのため朝鮮半島の人たちが大国にはさまれ、犠牲になった部分は否めない。
この本を読む限りでは、朝鮮人が伊藤博文の暗殺を考える理由もわからないではない。
おそらく、伊藤博文自身もそういうこともあるだろうという覚悟の上の行動だったのでは。
きっと、誰かがやらなければならないことを、まさに命をかけて取り組んだ政治家、それが伊藤博文か。

◎ オススメ度
☆☆☆☆ (5点満点)
 
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