それぞれの断崖 小杉健治
2016.02.21 Sunday 17:54
JUGEMテーマ:書評

それぞれの断崖  小杉健治


 
◎ あらすじ

志方恭一郎は、家庭で長男の家庭内暴力という問題に悩まされていた。
そんな、志方に親身になってアドバイスをしてくれていたのは、取引先の丹野だった。
その丹野と友情のようなものを抱きながら、大きな取引を進めていた矢先に、志方の会社の都合で丹野の立場を完全に潰すような状況となる。
その問題のさなかに、長男が何者かに殺されるという事件が起きる。
状況が複雑化する中、息子殺しの容疑をかけられ、家庭が崩壊していくなど、志方の周りの状況は悪化の一途をたどる。

◎ 感想

最初は、少年法における加害者と被害者をめぐる世の中の理不尽、自分の力ではどうしようもない世論、あがけばあがくほど泥沼に入り込んでいく状況など、もし自分が同じような状況に置かれたら、どう対処すればよいのだろう、どういう行動をとることが正解なのだろう、と考えさせられた。

後半は、うってかわった展開になり、ちょっと現実的ではなかったし、賛否両論があると思うが、心理描写などがそれなりに納得できるものであったため、一気に読みすすめられた。
大津の事件などもあったが、凶悪な少年犯罪というものに対しての解決の出口とは、どこにあるのだろうか。
被害者家族のただ耐えるしかない、という理不尽について、あらためて考えさせられた。

◎ おすすめ度
☆☆☆☆☆ (5点満点)
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2017.10.22 Sunday 17:54
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